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共産党の田村智子委員長、独自色の発揮に苦慮…就任から半年でもなお残る志位和夫氏の影響力

読売新聞 / 2024年8月7日 10時0分

 共産党の田村委員長が独自色の発揮に苦慮している。就任から半年が経過し、ジェンダー平等などの発信を強める一方、党勢拡大や野党共闘は見通せないままだ。来月の立憲民主党代表選では、共産との連携のあり方も争点となる見通しで、党勢に影響する可能性もある。

 田村氏は6日、広島市で記者団に「自民党政治を終わらせると宣言して走ってきた」と振り返り、「市民と野党の共闘の再構築」の意義を改めて訴えた。

 田村氏は1月の党大会で、歴代最長の23年間にわたって委員長を務めた志位和夫氏の退任を受け、結党以来初の女性委員長として就任した。ただ、議長となった志位氏は党内でなお影響力を維持し、「役割分担が見えにくく、田村氏の存在が軽くなっている」(党関係者)との声も出ている。

 活路を求める野党共闘を巡っては、共産が接近を強めるほど遠のくジレンマを抱える。国政選挙の初陣となった4月の衆院3補欠選では立民候補を支援し「3勝」に貢献したが、東京都知事選では「共産色で票が逃げた」(立民中堅)と敗因の一つにも指摘された。

 共産内からは「利用されているだけ」と共闘に懐疑的な見方も出ており、田村氏は衆院選に向けて難しいかじ取りを迫られそうだ。

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