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「火曜日の男」山崎伊織、二死満塁150キロ台で押したが粘られ痛恨の2点打「最低の最悪だった」

読売新聞 / 2024年8月7日 6時0分

5回2死満塁、野間に2点適時打を許した山崎伊(左)に声をかける岸田(6日)=古厩正樹撮影

 広島5-0巨人(セ・リーグ=6日)――広島が今季初の7連勝。一回、小園の適時打で先制し、五回は野間の2点打、六回は坂倉、末包の連続ソロでリードを広げた。巨人は好機であと1本が出なかった。

 試合後、東京ドームのロッカールームから出てきた巨人の山崎伊は「最低の、最悪なピッチングだった」と絞り出した。首位攻防で始まる9連戦の初戦。大一番だと理解していたからこそ、今季ワーストの5失点と粘れなかったことが何より悔しかった。

 五回が正念場だった。先頭への四球から二死満塁のピンチを招き、3番野間と 対峙 たいじした場面だ。ここで一気にギアを上げる。初球は153キロ。その後も直球で押して追い込んだが、バットを短く持った相手に粘られる。直球でも変化球でも仕留めきれず、11球目の内角球を引っ張られて痛恨の2点打を許した。

 それにも増して猛省したのは、その後だ。六回無死から坂倉、末包に浴びた2者連続アーチ。捉えられたのは、いずれも不用意にカウントを取りに行った初球の甘い球だった。「3点で粘っていかないといけないところ。本塁打は防げる。防がないといけなかった」と悔やんだ。

 「火曜日の男」として、一度も離脱せず先発陣を引っ張ってきた。17試合のうち、13度もクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)をクリアしているのが安定感の証しだ。しかし、「内容がいい試合は少ない」と自己評価は厳しい。今季の31与四球は2桁勝利を挙げた昨季をすでに上回り、夏場を迎えて先制点を許す試合も増えてきた。

 前半戦では、南は鹿児島から北は新潟まで地方球場で5試合に登板。慣れない場所で投げてきた疲労の蓄積や投球への影響はあるだろうが、本人は「そんなことは言っていられない」。ペナント奪還へ25歳の右腕の奮闘は不可欠。大混戦の夏、ひと皮むけたい。(財津翔)

巨人・阿部監督「(5失点の山崎伊は)見たまんまですよね。(アドゥワには)150キロ出なくても、ああやって抑えるんだというお手本のピッチングをされた。あした、みんな切り替えて頑張ってもらう」

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