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「これは泣く」ベンチには亡き戦友の遺影 男子バレー「#心はひとつ」ともにパリ五輪を闘った

J-CASTニュース / 2024年8月6日 13時18分

「これは泣く」ベンチには亡き戦友の遺影 男子バレー「#心はひとつ」ともにパリ五輪を闘った

高橋藍選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)

パリ五輪・男子バレーボールの準々決勝が2024年8月5日に行われ、日本代表はフルセットの末、イタリア代表に敗れた。第3セットでマッチポイントを握ったが、あと一歩届かなかった。

大熱戦のイタリア戦の中、生中継でたびたび映った日本ベンチの写真たてに注目するバレーファンが続出。

それは、東京五輪の日本代表メンバーで、23年3月に胃がんで亡くなった藤井直伸さんの遺影だった。Xでは「これは泣く」「写真出てきた瞬間涙腺壊れたよね」「心はひとつだよ」などといった声が目立つ。

「みんなたくさん触ってパワーもらったかな」

日本対イタリア戦の準々決勝はNHKで中継された。その中継で、ベンチに置かれている藤井さんの遺影が写ると、Xでは感動、感涙する人が続出した。

藤井さんの遺影が入った写真たては、よく見ると、指紋のような跡が目立った。Xでは「試合前にみんなあの写真を持ったんだろうな......指紋だらけで真っ白になってた」「写真立て指紋でいっぱい汚れてた。みんなたくさん触ってパワーもらったかな」といった声も多かった。

藤井さんの遺影は、試合後の集合写真の際にも高橋健太郎選手が手にもっていた。

また、日本代表がパリ五輪の出場権を獲得した試合の集合写真でも、藤井さんのユニフォームが掲げられていた。

石川祐希「一緒にプレーできたことを誇りに思います」

藤井さんは宮城県石巻市出身で、ポジションはセッター。「世界一美しいBクイック」と評されるクイックが魅力の選手だった。17年から日本代表に選出されるようになり、東京五輪にも出場した。Vリーグの「東レアローズ」所属で、キャプテンを務めていた。

だが、22年2月に胃がんステージ4であることを公表。闘病の末、23年3月に31歳の若さで亡くなった。妻は元バレーボール女子日本代表セッターの佐藤美弥さん。

東京五輪でともに闘った石川祐希選手は藤井さんの訃報に際して、

「藤井さんと出会い、一緒にプレーできたことを誇りに思います。
みんなに元気を与えてくれる笑顔、
どんな時でも全力で気迫溢れる闘志、一生忘れません。
今まで沢山頑張ってきた分ゆっくり休んでください。
ありがとう。。。
心からご冥福をお祈りいたします。#心はひとつ」

と当時Xでメッセージを寄せた。

ハッシュタグの「心はひとつ」は、バレーボール選手たちにとっても大事な合言葉だ。

藤井さんが胃がんを発表した際に、所属する東レの選手たちがSNSでハッシュタグを付けて発信したことで広まった。藤井さんも生前、自身のインスタグラムでの投稿にこのハッシュタグをつけていた。

※高橋藍選手の「高」は「はしご高」が正しい表記

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