トランプ氏の暗殺計画か、イラン「密接」のパキスタン人を訴追…計画は「殺し屋」に扮した覆面捜査官が阻止
読売新聞 / 2024年8月7日 5時57分
【ニューヨーク=山本貴徳】米司法省は6日、米国の政治家や政府高官の暗殺を企てたとして、イランとのつながりが疑われるパキスタン人のアシフ・マーチャント容疑者(46)を訴追したと発表した。米軍が2020年1月にイランの軍事組織「革命防衛隊」のガセム・スレイマニ司令官を殺害したことに対する報復を狙った可能性があるという。
米CNNは当局者の話として、連邦捜査局(FBI)はスレイマニ司令官の殺害を承認したトランプ前大統領らが標的だったと考えていると報じた。
発表によると、マーチャント容疑者は6月、ニューヨークで、計画を進めるために雇った「殺し屋」に対し、文書の持ち出しや暗殺計画などを持ちかけたとされる。しかし、「殺し屋」は覆面捜査官で、計画は阻止された。前金として5000ドル(約72万円)を支払ったといい、7月に出国する直前に逮捕された。
FBIのクリストファー・レイ長官は声明で「計画は、イランと密接な関係を持つパキスタン人が画策したもので、イランの常とう手段だ」と批判した。
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