1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

レスリングのグレコローマンとフリースタイルの違いとは…女子グレコは?

読売新聞 / 2024年8月7日 8時18分

 パリオリンピックは6日、レスリング男子グレコローマン60キロ級で、文田健一郎(ミキハウス)が日本勢として40年ぶりとなる金メダルを獲得した。歴史的快挙だが、そもそも「グレコローマン」とはどんな種目なのか。「フリースタイル」との違いを解説する(デジタル編集部)

「男子グレコ」「男子フリー」「女子」

 パリオリンピックで盛り上がっているレスリング。男子は、「グレコローマン」と「フリースタイル」の2種目が行われている。女子はフリースタイルのみ、オリンピック種目に採用されていて、読売新聞をはじめとする多くの日本のメディアは、実施種目を「男子グレコローマン」「男子フリースタイル」「女子」と表記している。

大きな違いは「攻撃できる範囲」

 グレコローマンとフリーの大きな違いは、攻撃できる範囲だ。グレコローマンは腰から下への攻撃が禁じられており、上半身のみを使って技を掛け合う。ダイナミックな投げ技が繰り出され、迫力ある攻防が魅力の一つと言える。

 一方、フリースタイルはどこを攻撃してもよい。脚へのタックルを仕掛けて、相手のバランスを崩し、背後を取ったり回転させたりしてポイントを重ねる。残り時間がわずかでも、タックルからの連続ポイントで逆転勝ちすることもあり、最後まで目が離せない。

 2種目とも相手の両肩を1秒間マットにつけると「フォール勝ち」となる。また、グレコローマンでは8点差、フリースタイルでは10点差がつくと「テクニカルスペリオリティー勝ち」となる。これまでは、「テクニカルフォール勝ち」と表現されてきたが、「スペリオリティー勝ち」に名称が変わった。

女子は「フリースタイルへの取り組みが精いっぱい」

 ちなみに、日本レスリング協会によると、レスリングの五輪競技からの除外が検討された2013年頃、女子の種目になぜグレコローマンがないのか、国際オリンピック委員会(IOC)理事会で話題になったことがある。その際には、「女子は歴史が浅く、フリースタイルから始まり、フリースタイルへの取り組みが精いっぱいだった。今後、グレコローマンに関心が出てくれば、取り組むことになるでしょう」などとの回答があったというが、まだ導入されていない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください