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雇った「殺し屋」は覆面捜査官、米政治家・高官の暗殺計画を阻止…標的はトランプ氏らか

読売新聞 / 2024年8月7日 18時31分

トランプ氏=AP

 【ニューヨーク=山本貴徳】米司法省は6日、政治家や政府高官の暗殺を企てたとして、イランとのつながりが疑われるパキスタン人のアシフ・マーチャント容疑者(46)を訴追すると発表した。米軍が2020年にイランの軍事組織「革命防衛隊」のガセム・スレイマニ司令官を殺害したことに対する報復を狙ったとみている。

 米CNNなどは「連邦捜査局(FBI)は司令官への攻撃を承認したトランプ前大統領らが標的だった可能性があると考えている」と報じた。

 発表によるとマーチャント容疑者は6月、ニューヨークで計画を進めるために雇った「殺し屋」に対し、文書の持ち出しや暗殺計画を持ちかけたとされる。しかし、「殺し屋」は覆面捜査官で計画は阻止された。前金として5000ドル(約72万円)を支払ったといい、その後、出国する直前に逮捕された。

 FBIのクリストファー・レイ長官は声明で「計画はイランと密接な関係を持つパキスタン人が画策したもので、イランの常とう手段だ」と批判した。

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