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今後の利上げ方針を修正?日銀副総裁の発言きっかけに株価上昇…日経平均3万5000円台に

読売新聞 / 2024年8月7日 21時40分

終値で3万5000円台となった日経平均株価を示すボード(7日午後、東京都中央区で)=桐山弘太撮影

 7日の東京株式市場で日経平均株価(225種)の終値は、前日比414円16銭高の3万5089円62銭となり、史上最大の上昇幅を記録した前日に続いて値上がりした。取引開始直後は900円超値下がりしたが、日本銀行の内田真一副総裁が北海道函館市での講演で、今後の利上げに慎重な考えを示したことが伝わると1200円近く上昇。振れ幅は最大2000円超となった。

 内田氏は7日午前10時半から行った講演で、「金融資本市場の急激な変動が見られ、当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく」などと発言した。

 日銀は7月31日に3月以来となる利上げを決定し、植田和男総裁は記者会見で条件次第で今後も利上げを進める考えを示していた。ただ、内田氏の発言を受け、市場では、日銀が今後の利上げの方針を修正したのではないかとの見方が出た。

 発言後、東京外国為替市場では日米の金利差を意識した円売り・ドル買いが広がり、円相場は一時、6日午後5時に比べて2円60銭程度円安・ドル高の1ドル=147円90銭まで下落した。株式市場では、円高進行を受けて売られていた自動車や機械など輸出関連株が買い戻された。

 対ドルの円相場は7日午後5時、1円39銭円安・ドル高の1ドル=146円68~71銭で大方の取引を終えた。

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