練習は基本「1時間」、工夫を重ね磨いた腕で聖マリア女学院が念願の全国制覇…アーチェリー女子団体
読売新聞 / 2024年8月7日 22時16分
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は7日、福岡、長崎、大分の3県で、新体操や卓球、テニスなど6競技が行われた。アーチェリー女子団体では聖マリア女学院(岐阜)が優勝した。
アーチェリー女子団体 赤塚紘子主将(聖マリア女学院3年)
昨年は団体4位。「今年こそは(団体初優勝を)絶対やってやろう」と意気込んでいたこともあり、念願を達成した瞬間、歓喜の涙がこぼれた。
小学5年の時にアーチェリーを始めた。学校からスクールバスで登下校する生徒が多いことから、練習時間は1時間のみ。練習前には、事前に意識することや計画を考える。また、矢を回収する時間の短縮や安定感と集中力の強化を兼ね、試合では6本で1セットのところを9本1セットで練習するといった工夫を凝らして腕を磨いた。
今大会、個人戦は入賞に届かなかったが、「チーム全員が同じくらい点数を出せるのが強み」と団体戦で見事に巻き返し、栄冠を手にした。
「頑張ってくれてありがとう」。メンバー唯一の3年生として感謝を伝え、ともに戦った後輩たちと抱き合った。
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