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パワハラ告発の文書に兵庫・斎藤元彦知事「事実と信じるに足りる証拠が存在しない」と見解示す

読売新聞 / 2024年8月7日 22時49分

内部告発への対応について記者会見で説明する斎藤知事(7日、兵庫県庁で)=増田博一撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事は7日の記者会見で、男性職員(7月死亡)が斎藤知事のパワハラなどの疑惑を告発した文書について、「事実と信じるに足りる証拠が存在しない」として、公益通報には当たらず、保護の対象にはならないとの見解を示した。男性職員が県の事情聴取に「うわさ話を集めて作成した」と説明したことも明らかにした。

 男性職員は3月12日、パワハラなど7項目の疑惑を指摘する文書を作成し、報道機関などに送付。4月4日には県の公益通報制度を利用し、内部通報した。公益通報者保護法では、通報内容に「事実と信じるに足りる相当の理由」などがある場合、通報者を保護するよう定められている。

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