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智弁学園 9回に執念 11回タイブレイク制す

読売新聞 / 2024年8月8日 5時0分

9回智弁学園、中道が同点適時打を放つ(7日)=枡田直也撮影

 開会式と1回戦3試合が7日、行われた。滋賀学園(滋賀)は終盤に有田工(佐賀)を振り切り、夏の甲子園初勝利。初めて採用された2部制により午後4時開始となった第2試合は、春夏連覇を狙う健大高崎(群馬)が零封リレーで英明(香川)を破った。延長タイブレイクに入った第3試合は智弁学園(奈良)が岐阜城北(岐阜)との接戦を制した。

智弁学園9―6岐阜城北

 智弁学園は延長タイブレイクの十一回、知花の犠飛などで3点を勝ち越し、接戦にケリをつけた。岐阜城北は十回、3点差を追いつく粘りを見せたが、守りのミスの連鎖を断ち切れなかった。

 1点を追う九回二死一、三塁。智弁学園の2年生4番・中道が執念の一打を放ち、勝利への道をつないだ。

 奈良大会では勝負強さを発揮していたが、この日は一、三回と得点圏に走者を置いた場面で凡退していた。九回、「自分を信じる」と心の中で唱え、再び好機で巡ってきた打席に入った。137キロを振り抜くと、左前の同点打となった。

 昨年から普段の打撃練習では1球で交代する「1球打ち」を続け、勝負所での一打を強くイメージしてきた。「その練習がよかった」と4番は笑顔を見せた。

 延長タイブレイクの十一回には、自身のバントが投手の失策を誘い、勝ち越し点を挙げた。今大会では初めて朝夕の2部制が導入され、試合開始は午後6時52分で、同9時36分に終了したが、「アドレナリンが出ていて、まだまだ試合できそう」。甲子園での長い一日を、勝利で締めくくった。(豊嶋茉莉)

岐阜城北粘った

 岐阜城北の粘りは実らなかった。3点を追う延長十回、2点を返し、さらに無死一、三塁。浅い右飛で三塁走者の河野が果敢にスタートを切り、際どいタイミングで本塁に滑り込んで同点とした。守備でも2度、外野からの好返球で本塁生還を阻み、観客を沸かせた。河野は「自分たちらしい全力プレーができたので悔いはない」と言い切った。

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