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女性皇族が結婚後も身分保持「おおむね共通認識得られた」…安定的な皇位継承で各党意見聴取

読売新聞 / 2024年8月8日 0時24分

安定的な皇位継承に関する各党・会派への意見聴取の結果について記者会見で説明する額賀衆院議長(右、左は尾辻参院議長)(7日午後、東京都千代田区で)=川口正峰撮影

 衆参両院の正副議長は7日、衆院議長公邸で記者会見を開き、安定的な皇位継承に関する各党・会派の意見聴取結果を公表した。皇族数を確保するため、女性皇族が結婚後も皇室に残れるようにする必要性について「おおむね共通認識が得られた」とした一方、夫と子どもの身分や旧宮家の男系男子の皇族復帰では意見の隔たりが大きく、一致点を見いだせなかった。

 額賀衆院議長は「できるだけ早く結論を得るよう努力したい」と述べ、早期の与野党合意を目指す考えを強調した。ただ、今後の議論の進め方は決まっておらず、合意形成に向けて不透明さを増している。

 衆参両院は6月以降、〈1〉女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持〈2〉旧宮家の男系男子が養子として皇族に復帰――の2案に関し、各党の意見を個別に聴取。この日までに与党の自民・公明両党を除く11党・会派への聞き取りを終えた。

 額賀氏は〈1〉に関し、総論では各党の賛同を得られたものの、「配偶者、子の身分については様々な意見が述べられた」と説明した。夫と子どもにも皇族の身分を認めるよう求める立憲民主党と、反対する自民などが対立しているためだ。〈2〉は賛否両論があり、「引き続き議論する」と述べた。

 将来の皇位継承については、秋篠宮家の長男悠仁さままでの皇位継承の流れを維持することに「おおむね賛同する意見が多く述べられた」とした。

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