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統合で誕生する東京科学大、大学病院に「医療工学研究所」開設へ…「医工連携」研究の中核に

読売新聞 / 2024年8月8日 5時0分

東京科学大の理事長に就任予定の大竹尚登・東京工業大教授(7日、東京都目黒区で)=佐藤俊和撮影

 東京工業大(益一哉学長)と東京医科歯科大(田中雄二郎学長)が統合し、10月1日に誕生する東京科学大が2025年度にも、「医療工学研究所」を大学病院内に開設する方針であることがわかった。科学大が掲げる「医工連携」研究の中核組織となる。

 科学大の初代理事長に就任予定の大竹尚登・東工大教授(60)が7日、読売新聞のインタビューに応じ、明らかにした。

 医療工学研究所は、現在の医科歯科大病院(東京都文京区)内に設けられる。医師や看護師らだけでなく、理工系の研究者も手術や患者のリハビリなどの現場に入り、製薬や電機など民間企業の技術者らとともに研究開発に取り組む計画だ。

 すでに両大学は医工連携の共同研究を開始しており、骨の形成を促す人工骨の開発や、人工知能(AI)を用いた画像診断システムの研究などが進んでいる。

 大竹氏は、学生教育でも医工連携を進めていくと強調した。来年4月から、学部の2年生以上を対象に「医歯理工融合プログラム」を開始。医療系の学生にロボットを制作させ、理工系の学生には医歯学の基礎を学ばせることなどを計画している。3年生からは最大6か月間、互いの分野の研究室で学ぶ機会も用意する。

 大竹氏は「学部の段階から複数の学問領域を学んで視野を広げ、多様な仲間と交流する経験を学生に積ませたい。異分野融合の研究を進め、日本の未来を切り開いていく大学を目指す」と話した。

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