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いくつもの収穫あった4時間半の総力戦…巨人・坂本に快音戻り3打席連続ヒット・救援陣が無失点リレー

読売新聞 / 2024年8月8日 6時0分

6回無死、2塁打を放つ坂本=片岡航希撮影

 巨人3-3広島(セ・リーグ=7日)――延長十二回、規定により引き分けた。広島は八回、野間の適時打と小園の2点打で逆転。巨人はその裏、丸の適時二塁打で追いついた。その後は両救援陣が粘った。

 今季最長の4時間半にわたる総力戦。首位とのゲーム差は縮まらなかったが、巨人の阿部監督はどこか納得した様子だった。九回以降は大勢、船迫、伊藤が無失点リレー。延長十二回も平内が招いた二死一、二塁を、5月30日以来の登板となった高橋礼が3球で二ゴロに仕留めた。

 いくつもの収穫の中で、ひときわ明るい材料は坂本に快音が戻ったことだろう。今季リーグトップタイの10勝を挙げ、全18登板でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)をクリアした床田から、3打席連続安打をマークした。

 二回は変化球を拾って中前打。四回には外角球に食らいついて三遊間を破り、モンテスの適時打で先制のホームを踏んだ。六回には左翼線二塁打で2点目につながる好機を作り、再び生還。懐に食い込んでくる速球を巧みに引っ張ってフェアゾーンに入れる坂本らしい二塁打だった。

 プロ18年目で壁にぶつかった。「どうしたら良くなるのか、経験上でもよく分からない」という大スランプだ。打率が2割3分台に低迷し、6月下旬からファームへ。そこで過ごした約2週間で走り込み、最新テクノロジーを活用した動作解析も行った。それでも、「スイングのキレのなさ」の正体を完全に突き止められたわけではない。

 ただ、準備は怠らない。ベンチスタートの日も試合前には室内練習場にこもり、ルーチンのティー打撃を欠かさない。この日も試合前のグラウンドには、汗だくになってダッシュを繰り返す姿があった。5月22日以来の猛打賞をマークし、「引き続き打てるように頑張ります」。今度こそ浮上のきっかけにしたい。(財津翔)

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