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レスリング日下尚が金メダル、グレコ日本勢2個目……1964年東京大会以来60年ぶり

読売新聞 / 2024年8月8日 3時35分

 パリオリンピックのレスリングは7日(日本時間8日)、男子グレコローマン77キロ級の決勝が行われ、昨年の世界選手権「銅」で初出場の 日下 (くさか) (なお)(23)(三恵海運)がデメウ・ジャドラエフ(カザフスタン)を破り頂点に立った。60キロ級の文田健一郎(ミキハウス)の奮闘で40年ぶりの金メダルが出たグレコローマンの日本勢に連日の栄冠をもたらした。グレコローマンで日本に1大会2個の金メダルが出たのは1964年の東京オリンピック以来、60年ぶり。

 77キロ級では前回東京大会で屋比久翔平が「銅」を獲得しており、2大会連続のメダルとなった。

 日下は国内選考で屋比久を破って昨年9月に世界選手権初出場、3位となってオリンピック切符を手にした。

 今大会では1回戦、2回戦でテクニカルスペリオリティー(テクニカルフォールから改称)勝ち。準決勝で約2年前の国際大会で敗れていたマルハス・アモヤン(アルメニア)に3―1で勝利した。日下は試合後「自分の目標は決勝なので、うれしくないと言いたいところなんですけど、正直無茶苦茶うれしいです」と喜ぶと、決勝に向けて「もう金メダルしか見てない」。

 この日の決勝も持ち前の前に出るレスリングを見せた。2点を失ったが、第2ピリオド開始直後、力強く相手を押し込み2点を入れ同点に追いつき、さらに2点、もう1点。最後まで攻め続けた。

 名前の「 (なお)」の由来は、日下が生まれる2か月前にシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さんだという。準決勝後のインタビューでそのエピソードを紹介していた日下。見事に続いてみせた。

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