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藤井聡太竜王も「泊まりたい」、ホテル内に運転席や駅再現…鉄道3社協力し役目終えた部品など活用

読売新聞 / 2024年8月14日 6時52分

実際に使われた運転席を設置した「鉄道ルーム」の客室(千葉県木更津市北浜町の龍宮城スパホテル三日月で)

 千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月に、県内のローカル鉄道3社と協力し、客室内に各社で使われた電車の運転席などを再現した「鉄道ルーム」がオープンした。

 協力したのは銚子電鉄、いすみ鉄道、小湊鉄道の3社。客室は各社の電車と小湊鉄道バスをモチーフにした4室と、3社の魅力を集約した合同ルーム1室の計5室を用意した。各室ともベッドカバーには電車やバスが描かれ、室内には走行中の車両を撮影した沿線パネルも飾られている。

 客室の運転席は、役目を終えた車両の部品を活用して再現した。合同ルームには、電車運転のシミュレーションゲーム「電車でGO!!」を設置した。

 鉄道ルームのある「龍宮亭」玄関近くには「三日月龍宮城駅」も開設。処分予定だったいすみ鉄道の車両を移設し、実物のレールも敷かれている。小湊鉄道バスの車両も展示され、自由に乗り降りできる。「駅」に面したロビーには、鉄道模型などが飾られている。

 ホテル三日月の小高芳宗社長は「融資元との雑談で乗り物ルーム作りのアイデアが生まれ、昨年12月から準備を進めた」と話す。同ホテルは廃棄物の利活用に積極的で、鉄道3社に引退車両の再活用などを打診し、快諾を得たという。

 同ホテルは6月に行われた将棋の棋聖戦の会場となった。棋聖を保持する藤井聡太竜王は鉄道ファンで知られ、小高社長が藤井竜王に鉄道ルームの企画を伝えると「対局前だと集中できなくなるから、終了後に泊まりたい」と話したという。

 7月12日にはオープン式典が開かれ、小湊鉄道の石川晋平社長は「どちらかといえば目立たない公共交通にスポットを当ててもらい、感激している」と述べた。

 予約はホテル公式サイトで受け付けている。

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