まさかの予選落ちに涙止まらず、三上紗也可「もう恐怖でしかない」とショック隠せず

女子板飛び込み予選で敗退した三上紗也可（７日）＝池谷美帆撮影

　パリ五輪の飛び込みは、７日に行われた女子板飛び込み予選で、榎本遼香（栃木トヨタ）が２９９・１０点の６位で、上位１８人による準決勝に進んだ。三上紗也可（日体大院）は２５８・３５点の２１位で敗退。男子板飛び込み準決勝では、坂井 丞 （しょう）（ミキハウス）が４１０・１５点の１４位に終わり、上位１２人による決勝に進めなかった。

　涙が止まらなかった。表彰台を目指していた女子板飛び込みの三上がまさかの予選落ち。序盤から入水が乱れ、「決めなきゃという思いが強くなってしまった」。焦りの中で演技を立て直せず、逆転を狙った最終５本目の大技「５１５４Ｂ（前宙返り２回半２回ひねりえび型）」も不発に終わった。東京五輪は準決勝で敗退。またしても決勝には進めず、「２回目もこうなってしまうんだな。（五輪は）もう恐怖でしかない」とショックを隠せない様子だった。