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転倒者続出の大荒れの展開で何とか踏ん張り8位入賞の三浦龍司「最後はカオスに」と予見

読売新聞 / 2024年8月8日 12時45分

男子3000メートル障害で8位に入賞した三浦龍司(中央奥)(7日)=三浦邦彦撮影

 パリ五輪の陸上で7日、男子3000メートル障害決勝が行われ、東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)は8分11秒72で8位となり、2大会連続入賞。スフィアヌ・バカリ(モロッコ)が2連覇を達成した。

 序盤のハイペースから一転、中盤はスローダウン。男子3000メートル障害の三浦は集団の流れに身を任せながら、「これは最後、カオスになるな」と予見していた。果たして、終盤は大荒れの展開が待っていた。

 まず目前でウガンダ選手が障害物を越えた後に転倒し、三浦は辛くもよけた。残り1周で一気にスピードアップ。バックストレートで世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(エチオピア)が障害物に足をかけて激しく転倒し、脱落した。

 三浦も危なかった。水ごうの着地でバランスを崩した。何とか踏ん張って後続の猛追をかわし、8位でゴール。「入賞はうれしいし、手応えは感じている。だけど、悔しさもある」と、東京大会から一つ落とした順位に満足はしなかった。

 競り合いながら高さ約91センチの障害物を越えていく、この種目は危険と隣り合わせだ。しかし、そこを 醍醐 だいご味の一つとして捉え、勇気を持って世界のトップを目指してきた。

 目標のメダル獲得には、「ラストで競り勝つ力がなければ、まだ届かない。逆にそこを克服することができれば、一気に近づくことはできる」と語った。確実に今後の糧となる、極めて激しいレースだった。(田上幸広)

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