女子４９キロ、鈴木梨羅が８位…重量挙げ

女子４９キロ級で８位に入賞した鈴木梨羅＝上甲鉄撮影

　パリ五輪の重量挙げは７日、女子４９キロ級が行われ、鈴木梨羅（ＡＬＳＯＫ）はスナッチ８３キロ、ジャーク１０８キロを挙げ、トータル１９１キロで８位だった。侯志慧（中国）がジャークで五輪新記録となる１１７キロを挙げ、トータル２０６キロで２連覇。男子６１キロ級は、李発彬（中国）がスナッチで五輪新記録の１４３キロをマークし、トータル３１０キロで２連覇を達成した。

得意のジャーク、本領発揮ならず

　日本勢女子として４大会連続のメダルを目指した鈴木は８位に沈んだ。

　今大会に向け、自己ベストを８キロ上回るトータル２０５キロをメダル争いの目安と見据えて本番前の調整練習に臨んだ中、「多少無理をすることの繰り返しで、あまりうまくいかなかった」。前半のスナッチが自己記録に２キロ届かない誤算が響き、得意のジャークでも本領を発揮できなかった。五輪でメダル２個を獲得し、前回東京大会後に引退した三宅宏実さんの後継者と期待される２５歳の鈴木は「五輪の舞台で１００％を出し切る練習をしていかないといけない」と雪辱を誓った。