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セーヌ川でのオープンウォーター10キロ、蝦名愛梨は13位…ワイルドな「正面呼吸」で完泳

読売新聞 / 2024年8月8日 17時7分

パリ五輪・オープンウォーター女子10キロで泳ぐ蝦名(8日)=ロイター

 パリオリンピックは8日、オープンウォーター女子10キロが行われ、蝦名愛梨(自衛隊)は13位だった。水質が懸念されるセーヌ川での競技は、予定通り行われた。北海道帯広市で生まれ育ち「自然の中で泳ぐことに憧れていた」という蝦名。入場時は手を振り、笑顔を見せていた「道産子スイマー」は先頭集団に食らいつき、パリの地で持てる力を発揮した。(デジタル編集部)

 トライアスロンの競技後、体調不良者も出ていたセーヌ川での競技。オープンウォーターは10キロの遠泳で、「人が泳いで安全なのか」という観点で話題になっていた。マラソンスイミングとも呼ばれ、6周で争う競技。「できるだけ中継に映りたい」と事前に話していた蝦名は先頭集団に食らいつき、1周目は8位、2周目は5位につけた。そして4キロ過ぎには一時、3位で泳ぐ時間帯もあった。

 興味深いのは蝦名の泳法で、当然ながらクロールで泳ぐのだが、顔を「正面」に出しての呼吸を時折、混ぜていた。プールでの競泳競技では見たことのない呼吸スタイルだった。型にはまらないワイルドな魅力。この競技ならではの泳ぎ方、呼吸法なのだろう。自然の中で泳ぐので「フリースタイル」が一つの醍醐味か。

 折り返しを過ぎた4周目以降、先頭集団に30秒以上の差をつけられた蝦名だが、懸命に手を動かしていた。集団で泳ぐため、他の選手と手足がぶつかる場面も多々見られたが、押し負けることなく体を浮かし、ペースを保った。それでも、先頭を泳ぐ選手は速く、残り1周の地点で8位だった蝦名と55秒の差があった。

 ラスト1キロで一気にペースを上げる外国勢の先頭集団は迫力があった。蝦名は1位の選手から2分以上離され、13位フィニッシュだった。13位と14位の差は写真判定だった。

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