全日本コンクール８度出場の札幌日大吹奏楽部、いい音にこだわり応援

吹奏楽部の演奏に合わせ、声援を送る札幌日大の生徒たち

　第１０６回全国高校野球大会第２日第３試合に登場した札幌日大のアルプス席では、攻撃が始まると、吹奏楽部の力強くも美しい演奏が響き、生徒や保護者ら約１２００人が声援を送った。

　同校の吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクールに８度出場している強豪。部員の大半は同校で吹奏楽がしたくて入学したという。部長を務める３年久野穂南さん（１７）は「遠くに飛ばそうと大きい音を出すのではなく、いい音で吹くことにこだわっている」と話す。

　この日、得点のチャンスになると、野球部員のかけ声とアップテンポが特徴のオリジナル曲「ブレイクスルー」が演奏され、アルプス席のボルテージは最高潮に。久野さんは「自分たちの演奏が、少しでも選手たちの力になればうれしい」と力を込めた。