レスリング桜井つぐみ準決勝へ、２回戦はフォール奪い完勝…３年連続世界女王

女子５７キロ級でエクアドルの選手（左）に勝利し、準決勝進出を決めた桜井つぐみ（８日）＝関口寛人撮影

　パリオリンピックは８日、レスリング女子５７キロ級で桜井つぐみ（育英大助手）が１回戦、２回戦に勝利して準決勝進出を決めた。（デジタル編集部）

　５５キロ級を含め３年連続で世界選手権を制している実力者の桜井は、カナダの選手との１回戦は手堅い試合運びをみせた。出だしにタックルなどで３ポイントを奪ったが、無理にアンクルホールドは狙わず、相手の様子を見ながら第１ピリオドを終えた。

　第２ピリオドは、押し込んでくる相手をいなしながら、バックを取るなどしてポイントを重ねた。最終的に６－１で２回戦へ駒を進めた。

　２回戦はエクアドルの選手が相手で、桜井は初戦とは異なり、積極的に攻めた。第１ピリオドにバックを取るなどして得点を重ねると、第２ピリオドは相手を倒し、がっちり腕をホールドして両肩をつけ、フォール勝ちを決めた。