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長崎の平和祈念式典でG7の足並み乱れ、政府が困惑…外務省「結束への影響は避けなければ」

読売新聞 / 2024年8月8日 20時51分

林官房長官

 政府は、「核兵器のない世界」を願う場である長崎原爆の日の平和祈念式典で核保有国を含む先進7か国(G7)の足並みが乱れることに困惑している。

 林官房長官は8日の記者会見で、式典に向けた政府対応について「外務省から(主催者の長崎市に)国際情勢などの説明を行うことはある」と明かした。政府関係者によると、同省はイスラエルを招待しなければG7の大使が欠席する可能性を市側に事前に伝えて説得を試みたが、市は方針を変えなかったという。

 原爆投下の当事国である米国の大使が原爆の日の式典に出席するようになったのは、2010年代以降だ。政府はそれ以降も、16年5月のオバマ米大統領(当時)の広島訪問や、23年5月のG7広島サミットの開催など、核保有国に被爆の実相を伝える努力を続けてきた。同省幹部は、「今回の件がG7の結束や核廃絶に向けた取り組みに影響を及ぼすことは避けなければいけない」と語った。

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