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銅メダルにうつむいていた須崎優衣「オリンピックで喜び合える日まで、また戦い続けたい」

読売新聞 / 2024年8月8日 21時53分

 パリオリンピックは7日、レスリング女子50キロ級の須崎優衣(キッツ)は東京大会に続く2連覇を逃したが、3位決定戦でオクサナ・リバチ(ウクライナ)を下して銅メダルに輝いた。

 表彰台で須崎はうつむきながら銅メダルを見つめ続けた。胸中にあったのは「力強く、また明日から頑張っていこう」という決意だった。

 まさかの1回戦負けを喫した前日は「(応援してくれた人に)申し訳ない気持ちと喪失感でいっぱいだった」と泣いた。気持ちを静めてくれたのは周囲からの応援だったという。「負けたのに、励ましのメッセージを送ってくれた。幸せだなと思いました」。闘志が再び心に宿った。

 前日に自身に勝ち、決勝まで進んだインド選手が計量で失格。この影響で須崎は3位決定戦だけに臨むことになり、序盤から難なく背後を取ってウクライナ選手を圧倒した。3位を確定させると、観客席に何度も手を合わせて頭を下げ、「(金メダルを獲得できず)本当にごめんなさいと(いう思いと)応援してくれた感謝の気持ち」を示した。

 日本レスリング協会によると、前日の敗戦まで須崎は国際大会で24大会連続優勝など無類の強さを誇っていた。衝撃的な敗戦から立ち直り、再起を目指す須崎は「オリンピックで喜び合える日まで、また戦い続けたい」と4年後の雪辱を誓った。(大舘司)

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