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クライミング森秋彩が4位で決勝へ、リードは金メダリストと双璧…「長所を生かせた」

読売新聞 / 2024年8月8日 22時50分

女子複合準決勝リードで課題に挑む森秋彩(8日)=松本拓也撮影

 パリオリンピックは8日、スポーツクライミング女子複合準決勝のリードが行われ、森秋彩(茨城県連盟)が96・1点をマークしてボルダーとの合計を150・1点とし、全体4位で上位8人による決勝に進んだ。

 ボルダーで11位と出遅れた森が得意とする後半のリードで一気に挽回した。完登目前まで迫る登りをみせて1位タイとし、全体4位まで順位を上げて準決勝を突破。「普段の練習の成果を発揮して全力でぶつかっていく」と決勝を見据えた。

 高さ15メートルの壁を登るリード。課題は休憩できるポイントがほとんどなく、手に疲労がたまる設定で、リードを得意にする選手が次々と中盤に落下する中で、森は一切苦にしなかった。「全体的には持久力系で自分の得意なタイプ(の課題)。長所を生かせた」。下部から危なげなく最上部に進出した。トップホールドに手を伸ばしたところで落下したが、「(持てる力を)出し切れたのはすっきりした」と充実感をにじませた。

 リードの単種目では2023年世界選手権を制し、ワールドカップでも4勝。今回同じく96・1点をマークした東京五輪金のヤンヤ・ガルンブレト(スロベニア)とリードでは双璧の存在だ。

 決勝の鍵は前半のボルダーで出遅れないこと。得意にする緩傾斜の壁を着実に完登し、苦手な課題でも出来るだけポイントを稼げば、良い順位でリードに臨み、後半ジャンプアップできる。理想通りの展開になれば、表彰台は見えてくる。(井上敬雄)

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