ドイツ戦で嫌なムードを断ち切った平野美宇、メンバー唯一2度目の五輪「自分が何とか…という気持ちがある」
読売新聞 / 2024年8月9日 9時17分
パリオリンピック卓球女子団体の準決勝が8日行われ、日本は3-1でドイツを下し、銀メダル以上を確定させた。第1試合のダブルスを早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)組で取った後、シングルスの1試合目で張本美和(木下グループ)がまさかの不覚を取ったが、2試合目で平野美宇が完勝し、決勝進出への道筋を付けた。(デジタル編集部 深井千弘)
1回戦、準々決勝と1試合も落とすことなく、勝ち上がってきた日本にとっては、やや想定外の事態だった。ドイツとの準決勝で、シングルスの先陣を託した張本美和がストレート負けを喫した。ベンチで見守る渡辺武弘監督は「やっぱりオリンピックはそう簡単にいかない」と五輪の難しさを改めて感じ取った。
嫌なムードを断ち切ったのが、メンバー3人の中で唯一、2度目の五輪となる平野美宇だった。強打のラリーでドイツ選手を圧倒し、ストレート勝ち。「緊張した場面でもしっかり(相手のコートにボールを)入れられるように、どんな体勢でも軸は崩さずに打つことをやってきた。その成果が出ている」。再びドイツにリードして、シングルス3試合目の張本美和につないだ。
「すごく頼もしく感じる。2回目なので、東京五輪の経験が生きている」。渡辺監督は平野をそう評する。高い経験値が平野にもたらすのが、心理的な余裕だ。「これまでは2-0で(自身のシングルスを迎える)ってことが多かったが、準決勝はこういうことが当たり前にあると予測していた」。シングルス3試合目に勝ち、涙ぐみながら戻ってきた張本を、平野は優しく迎え入れた。
「東京五輪の時は石川佳純選手や伊藤美誠選手に全部、背負ってもらっていたが、今回は私が唯一の2回目なので、『自分が何とか』という気持ちがある」。10日の決勝は、卓球王国・中国戦。左腕を痛めた早田の状態が万全とは言えない中、自信を深める平野のプレーが鍵を握りそうだ。
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