決勝でも圧勝の藤波朱里に「野球ならコールド勝ち」と絶賛の声…地上波での中継なしを嘆く声も

女子５３キロ級で金メダルを獲得し、日の丸を掲げる藤波朱理（８日、パリで）＝関口寛人撮影

　パリオリンピックのレスリングは８日、女子５３キロ級で藤波朱理（日体大）が金メダルを獲得した。今大会のレスリング日本勢で３個目の金メダルで、女子では初となった。中学時代から続く藤波の公式戦連勝は１３７に。ＳＮＳでは「野球に例えたらコールド勝ちみたいなもの」などと絶賛する声が相次いだ。

　藤波の決勝の相手は、エクアドルのルシア・ジェペス。タックルで先制し、第１ピリオドを６－０とリードすると、第２ピリオドも危なげなく得点を重ね、テクニカルスペリオリティー勝ちと相手を圧倒した。

　あまりにも際立った強さを見せつけたため、Ｘ（旧ツイッター）では「６分フルで戦った試合が一つもないのはすごい」「すべてフォール勝ちか１０点差勝ちというのは、野球に例えたらコールド勝ちみたいなもの」とたたえる声が相次いだ。

　一方、地上波での中継はなかった。これについて「ひどすぎる。今回のレスリングは録画中継ばかりなので気の毒」といったレスリングファンからの恨み節も寄せられた。（デジタル編集部）