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大量得点ボーナス2度成功、表彰台も見えていた自転車・窪木一茂「一歩踏み出す勇気なかった」「足が止まってしまうと…」

読売新聞 / 2024年8月9日 10時6分

男子オムニアムのポイントレースに挑む窪木一茂(左端)(8日)=松本拓也撮影

 パリ五輪の自転車は8日、男子オムニアムで窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)が6位に入った。同スプリントの太田海也と小原佑太(ともに楽天Kドリームス)はいずれも準々決勝で敗れ、順位決定戦で小原佑太が6位、太田海也は7位となった。女子ケイリンの太田りゆ(ブリヂストンサイクリング)は準決勝で敗れ、順位決定戦で9位。佐藤水菜(楽天Kドリームス)は準々決勝で敗退した。

     ◇

 男子オムニアムの窪木は最終レースで積極的に攻めて6位。「メダルを狙って来ていたので、もう少しだった」と悔やんだ。

 オムニアムはルールの異なる4レースを1日で走り、獲得ポイントを競う。窪木は第1レースで全体5位と好スタートながら、第2、第3レースは慎重になりすぎ、10位で最終レースを迎えた。

 「メダルを取る」と臨んだ最後の「ポイントレース」。メインの集団を周回遅れにすれば得られる大量得点のボーナスを狙い、中盤までに2度達成。もう1度成功すれば表彰台が見えたが、「一歩踏み出す勇気がなかった。足が止まってしまうと思った」。最後まで攻めを貫けなかった自分を悔やみ、「5種目目があれば」とうめいた。

 35歳になっても、「まだ強くなれる。まだやれる」と繰り返し、2大会ぶりの五輪で、リオデジャネイロ大会の14位から順位を上げてみせた。10日には男子マディソンが控える。「(五輪は)まだ終わっていない」。次のレースを見据え準備を始めている。(小高広樹)

太田海也「金・銀を争うには遠かった」

 五輪前哨戦のネイションズカップを制し、メダルが期待された男子スプリントの太田海也は準々決勝で敗れ、メダル獲得は果たせなかった。1対1でトラック3周を競う種目で、強豪の英国選手を相手に2本先取の1本目を勝利。2本目は先着してガッツポーズを見せたものの、違反があったとして降着。力勝負となった3本目は、相手を外から抜こうとしたが、わずかに及ばなかった。「もっと強くなりたい。金、銀を争うには遠かった。ロサンゼルス五輪までに必ずそこに到達する」と誓った。

女子ケイリン・太田りゆ決勝に進めず

 女子ケイリンの太田りゆは準決勝を6着で決勝に進めず、メダルを逃した。最後の1周にさしかかるところで、ロングスパートをかける選手を追い抜いて先頭に出ようとレースを組み立てたが、惜しくも失速。「全力で踏んだけど、(相手の)前に出られなかった」と振り返った。ただ、「勝負した結果、負けた。メダルはないけど悔いなくできた」と納得の表情。9日からの女子スプリントでリベンジを狙う。

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