世界新記録更新で２連覇達成、女王マクラフリンレブロニ「昨日は２５歳の誕生日」「こんなふうに祝えて感謝」

エッフェル塔に設置された五輪のシンボルマーク＝守谷遼平撮影

　パリ五輪の陸上は８日、女子４００メートル障害決勝でシドニー・マクラフリンレブロニ（米）が自身の世界記録を更新する５０秒３７で連覇を達成。男子２００メートル決勝はレツィレ・テボゴ（ボツワナ）が１９秒４６で優勝。同やり投げは、アルシャド・ナディーム（パキスタン）が９２メートル９７の五輪新記録で制した。

　　　　　◇

　実力者同士の対決が注目された女子４００メートル障害は、マクラフリンレブロニが貫禄を見せた。隣のレーンを走る昨年の世界選手権覇者、フェムケ・ボル（オランダ）と７台目までほぼ同じタイミングで障害を越えていったが、そこからスーッと前に出て突き放した。世界記録更新で２連覇を達成した女王は「昨日（７日）は２５歳の誕生日だったが、こんなふうに祝うことができて感謝している」と笑みを浮かべた。