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桜井つぐみ、相手の絶対的武器も利用できる冷静さ…狙い通りのカウンターで難敵マルーリス仕留め決勝進出

読売新聞 / 2024年8月9日 10時52分

 パリ五輪のレスリングは8日に行われた女子53キロ級で、藤波朱理(日体大)が、金メダルに輝いた。決勝でルシア・ジェペス(エクアドル)にテクニカルスペリオリティー(テクニカルフォールから改称)勝ちし、公式戦の連勝を137に伸ばした。

 同57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手)、男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(ミキハウス)はともに決勝に駒を進め、銀メダル以上が確定。同86キロ級の石黒隼士(自衛隊)は2回戦で米国選手に負け、敗退が決まった。

     ◇

 相手の絶対の武器も利用できる冷静さが世界女王たるゆえんだろう。桜井は強豪を下し、危なげなく銀メダル以上を確定させた。

 準決勝のヘレンルイーズ・マルーリス(米)は2016年リオデジャネイロ五輪53キロ級で吉田沙保里の4連覇を阻んだ難敵。先行を許すも、「相手がきたところがチャンス」。相手の十八番である脚をかけての攻めを狙い通りカウンターで仕留めて逆転。10―4で勝利をものにした。

 55キロ級も含めて世界選手権で3年連続優勝し、マルーリスとは22年決勝、23年準決勝で対戦してきた。何度も退けられるのは、組み手争いで主導権を握れるだけでなく、手の内に入れた強豪の得意技を返して、上回れるからに他ならない。

 決勝の相手は、こちらも23年世界選手権決勝で破ったモルドバ選手。「すごく柔らかい選手。そんな相手にも持ち味を出す」。雪辱に燃える相手も返り討ちにできるだけの引き出しはあるはずだ。(井上敬雄)

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