日経平均終値は１９３円高の３万５０２５円…一時８００円超値上がり、不安定な状態続く

東京証券取引所

　９日の東京株式市場で、日経平均株価（２２５種）の終値は、前日比１９３円８５銭高の３万５０２５円ちょうどだった。取引開始直後に一時８００円超値上がりした一方、午後にはマイナスとなる場面もあり、不安定な状態が続いている。

　前日の米株式市場で主要株価指数がそろって大幅に上昇した流れを受け、東京市場でも半導体関連株が一時上昇した。ただ、その後は３連休前に株を売る動きが広がり、半導体関連も値を下げた。電力株や鉄道株も売られた。８日に発生した日向灘を震源とする地震で、南海トラフ地震の発生可能性が平常時よりも高まっている影響もあるとみられる。

　一方、決算発表がピークを迎えており、好決算を発表した銘柄が堅調なことが株価を下支えしている。

　東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は２１・６０ポイント高い２４８３・３０。