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サッカー男子まもなく決勝…32年ぶり「金」狙うスペインと40年ぶり目指すフランスの欧州決戦

読売新聞 / 2024年8月9日 21時59分

準々決勝の日本戦で2点目を決めるスペインのロペス(2日、リヨン郊外で)

 パリオリンピックの男子サッカーの決勝は9日午後6時(日本時間10日午前1時)にパリで行われる。開催国フランスとスペインによる顔合わせで、1992年バルセロナ大会以来、32年ぶりの欧州勢の金メダルが確定。当時頂点に立ったスペインがその再現を狙えば、フランスは84年ロサンゼルス大会以来、40年ぶりの制覇に挑む。(デジタル編集部)

 スペインの優勝後はアフリカ勢(96年ナイジェリア、2000年カメルーン)と中南米勢(04年・08年アルゼンチン、12年メキシコ、16年・21年ブラジル)が覇権を握ったが、今大会では準々決勝で南米勢が消え、準決勝でアフリカ勢が欧州2チームに屈した。

 前回東京大会でスペインは日本を破って決勝に進出し銀メダル。今回も準々決勝で日本の壁となった。1次リーグ3戦無失点だった日本守備陣の脅威となったのが、身長1メートル76のMFフェルミン・ロペス(21)(バルセロナ)だ。まず左足の強烈なミドルシュートで先制点をもぎとると、2点目はゴール前の密集から1人離れて左CKを待ち受け、右足で蹴り込んだ。

 ロペスは準決勝のモロッコ戦でもチームを勢いづけた。PKで先制されるなか、66分、ゴール右からこぼれ球をさらって中央に進入、左足で打ち抜き同点とすると、85分の決勝ゴールでもアシストを記録した。

 一方、現役時代、FWとして1998年ワールドカップ(W杯)フランス大会優勝や2000年の欧州選手権制覇に貢献したティエリ・アンリ監督(46)が率いるフランスは、3戦全勝で1次リーグを突破。原則23歳以下の選手で争われる五輪で、年齢制限対象外のオーバーエージ選手のジャンフィリップ・マテタ(27)(クリスタルパレス)が効いている。1メートル92の長身FWは準々決勝アルゼンチン戦の5分、値千金の先制点を右CKから頭で決めて1―0の勝利に貢献。準決勝のエジプト戦では83分にスルーパスから抜け出し、右足で同点ゴールを決めると、延長前半9分(99分)に頭で勝ち越しのゴールを決めて3―1の逆転勝利を演出した。

 計5試合で両チームはともに11得点しており、ロペスとマテタはそれぞれチーム最多の4ゴール。決勝でも鍵を握りそうだ。

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