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卓球男子団体・戸上隼輔が取り返し1-2に…ルブラン兄のトリッキーなサーブに耐え抜く

読売新聞 / 2024年8月9日 19時5分

男子団体3位決定戦の第3試合でフランスの選手と対戦する戸上隼輔(9日、パリで)=池谷美帆撮影

 パリオリンピックは9日、卓球男子団体の3位決定戦が行われ、日本は地元・フランスと対戦している。7日に行われた準決勝で日本は、スウェーデン相手に2試合先取したあとの逆転負けを喫した。嫌な流れを断ち切り、2016年リオ大会の「銀」、21年東京の大会の「銅」に続く、3大会連続のメダル獲得を目指す。(デジタル編集部)

 団体は、両チーム3人ずつがプレー。第1試合はダブルス、第2試合以降はシングルスで、先に3勝したチームが勝ち上がる。以降の試合は行われない。

 篠塚大登(愛知工大)、戸上隼輔(井村屋グループ)が登場した第1試合は、1-3で落とした。第2試合は張本智和(智和企画)と、今大会の個人で銅メダルを獲得した17歳のフェリックス・ルブランによるエース対決となったが、2-3で接戦に敗れた。

 第3試合には、戸上が登場。ルブラン兄弟の兄、アレクシ・ルブランとの対決となった。第1ゲームを11-8で先取し、第2ゲームも相手の連続ポイントで追い上げられる中、攻めの姿勢で11-9と連取する。第3ゲームは、相手の粘りに苦戦。トリッキーなサーブにも苦しめられ、9-11で落とす。第4ゲームは、相手が先行する中、戸上が強烈なストレートを撃ち抜いて先にゲームポイントを奪い、11-9で勝利。3-1でこの試合を取り返した。

 フランスのルブラン兄弟は、眼鏡がトレードマークの2人で、父も卓球の元フランス代表という卓球一家の中で育った。幼い頃から注目を集め、フランス国内でも人気の選手だ。

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