ボクシング男子ライト級、「世界」見据える興国・藤木が圧巻のコンビネーションで２回戦突破

強さを見せつけ２回戦を突破した興国の藤木勇我選手

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は９日、ボクシングが行われた。

　ボクシング男子ライト級２回戦では、元プロボクサーの父、直樹さんの影響を受けた興国（大阪）の藤木勇我選手（２年）が出場した。

　「楽しんでこいよ」と直樹さんの言葉を胸に試合に臨むと、１ラウンド直後に左ボディー、左フックを決めてダウンを奪った。最後は相手をコーナーに追い詰め、右アッパーと左ボディーフックのコンビネーションで仕留めた。

　小学１年生からボクシングを始めた。小学生時代からタイトルの獲得を重ね、高校１年で国体や選抜大会で優勝するなどの成績を収めている。世界を見据え、「総体優勝は通過点」と言い切った。