日向灘の地震で負傷者１４人、住宅被害１８棟…日南市では通行できなくなった橋も

南海トラフ地震の「臨時情報」発表を受けて、遊泳禁止となった大堂津海水浴場。ビーチへの入り口は防潮扉が閉められていた（９日午後４時３８分、宮崎県日南市で）＝秋月正樹撮影

　読売新聞のまとめでは、日向灘の地震による負傷者は９日午後７時現在、宮崎県８人、鹿児島県４人、熊本県２人で九州で計１４人に上った。鹿児島県で住宅１棟が全壊するなど、鹿児島、宮崎両県で１８棟の住宅被害が確認された。

　最大震度６弱が観測された宮崎県日南市では道路に段差が生じて橋の通行ができなくなったほか、病院の建物の外壁が崩落。同病院によると、入院患者数十人を別の病棟に移す対応をとったという。