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菰野2年生エースの兄、自身はコロナで断念した夢かなえた弟に目細める

読売新聞 / 2024年8月9日 21時35分

兄弟の夢舞台に立つ弟に声援を送る栄田朱羅さん(左、甲子園球場で)

 第106回全国高校野球選手権大会第3日の9日、第3試合に登場した菰野のアルプス席には、2年生エース栄田人逢投手の兄・朱羅さん(17)が駆けつけた。甲子園は幼少期から兄弟で目指した憧れの舞台。「持ち前の制球力を生かし、勝ち進んで」と声援を送った。

 小学5年から2年間、地元の軟式野球チームでバッテリーを組んだ。大工の父が自宅に整備してくれたブルペンで、休日も日が暮れるまで練習を続けた。

 しかし、朱羅さんは、鈴鹿高に進学した1年の夏、新型コロナウイルスに感染し、後遺症の 喘息 ぜんそくに苦しんだ。翌3月には野球を諦めることを決断し、「夢」は弟に託した。

 見事、兄弟の約束を果たした初戦の前夜、SNSで「頑張れよ」とエールを送ると、「おう」と一言返事があった。言葉通り、走者を背負っても堂々としたマウンド裁きを見せる弟の雄姿に「本当に大きく成長したな」と目を細めた。

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