［深層ＮＥＷＳ］ウクライナの越境攻撃を「ロシアは批判カードに使い始めている」

７日、ロシア西部クルスク州スジャで、ウクライナの越境攻撃で壊れた建物＝ＭＩＣ　Ｉｚｖｅｓｔｉａ提供、ロイター

　自民党の長島昭久衆院議員と元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴氏、防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事が９日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、ロシアによるウクライナ侵略について議論した。

　ウクライナ軍による露西部クルスク州への越境攻撃について、長島氏は「一方的に領土を取られる可能性がある状況で、考え抜いた作戦ならば国際社会はサポートし続けるのが基本だ」と述べた。山下氏は「停戦交渉までに、ある程度大きな地域を取っていれば（ロシアに占領された地域との）交換を要求できる」と分析。兵頭氏は「ロシアは越境攻撃の情報を開示し、ウクライナを批判するカードに使い始めている」と語った。