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メダル逃した卓球男子団体、10―7から5連続失点で敗れた張本智和「僕が勝てていれば」と自ら責任背負う

読売新聞 / 2024年8月9日 22時38分

 9日のパリオリンピック卓球男子団体の3位決定戦で、日本はフランスに2―3で敗れ、2016年リオデジャネイロ大会の銀、21年東京大会の銅に続く3大会連続のメダル獲得はならなかった。戸上隼輔(井村屋グループ)と篠塚大登(愛知工大)で組んだ第1試合のダブルス、第2試合の張本智和(智和企画)のシングルスで連敗。続く戸上、張本がシングルスを取り返して追いついたが、最後は篠塚が敗れた。8日の女子団体準決勝で、日本はドイツを3―1で下して決勝進出を決め、銀メダル以上を確定させた。

「一丸となって」監督はねぎらう

 第5試合の第4ゲーム。11―12の相手マッチポイントで、フェリックス・ルブランの打球が篠塚のラケットをはじき、勝敗が決した。日本はあと一歩メダルに届かず、この種目で3大会ぶりに表彰台を逃した。

 第2試合の第5ゲームで、張本が10―7とマッチポイントを握りながら、シングルス銅の新鋭F・ルブランに5連続得点を許し、逆転負けを喫した。この1敗が重くのしかかった。戸上と張本が連勝してタイに戻し、篠塚も粘ったが、最後は力尽きた。張本は「(準決勝の)スウェーデン戦も、フランス戦も僕が勝てていれば終わっていたので……」と悔しがった。

 日本は今大会、決勝で中国を倒しての金メダルだけを目指していた。それだけに、準決勝での敗戦に失意は大きく、張本が「もう本当に、力は残っていない」と語るほどだったが、3位決定戦では3人がみな、最後の力を振り絞るように死力を尽くして戦った。田勢邦史監督は「一丸となってよく頑張ってくれた」と声を詰まらせながらたたえた。

 最年長の戸上が22歳で、同学年の張本と篠塚が21歳と20歳。若い3人にとって、今回の経験は計り知れないものがある。さらに、今大会の出場を逃した若手も含め、国内の競争も激しさを増すだろう。メダルを奪い返す日本の挑戦が、ここから始まる。(杉野謙太郎)

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