スケボー見ない母がコンコルド広場で観戦、最下位の４９歳「認めてくれた」…１０代に交じり５１歳も躍動

男子パークの予選で演技する５１歳のアンドルー・マクドナルド＝ＡＰ

　パリオリンピックで総合馬術団体で銅メダルに輝いた日本の「初老ジャパン」が注目されたが、１０歳代の若い選手が席巻するスケートボードでは５１歳と４９歳、合わせて「１００歳」のスケーターがコンコルド広場を大きく沸かせた。

　アンドルー・マクドナルド（５１）（英）とダラス・オーバーホルツァー（４９）（南アフリカ）は７日の男子パーク予選に出場。米国出身のマクドナルドは１、２本目で７０点台を並べ、３本目は７７・６６点とさらに得点を伸ばした。

　１２歳で競技を始め、１９９４年にプロ転向。アクションスポーツの国際大会「Ｘゲームズ」では、２０１０年に２位に入った実力者だ。身体能力に優れる若手と競って２２人中１８位。決勝進出は逃したが、五輪公式サイトで「最高のシナリオ。参加できて本当に幸せ」とコメントした。オーバーホルツァーは最下位。普段は試合を見ない母親が観戦に訪れ、同サイトで「私がオリンピアンであり、スケートボーダーであることを母が認めてくれた」と喜んだ。（岡花拓也）