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巨人ドラ5・又木鉄平「三度目の正直」と意気込んだが…初回からつきつけられた悪夢のような現実 

読売新聞 / 2024年8月10日 6時0分

1回1死1、2塁、細川(左)に先制3ランを打たれた又木=青木瞭撮影

 中日9-2巨人(セ・リーグ=9日)――中日が後半戦最多得点で快勝。一回に細川の3ランと木下の2ランで主導権を握り、先発の小笠原が粘り7月2日以来の白星を挙げた。巨人は又木の乱調が響いた。

 プロ3戦目の初勝利に向け、巨人の新人・又木は「三度目の正直」と意気込んでいた。9連戦の4戦目、ローテーションの谷間で巡って来た6月23日以来のマウンド。しかし、ドラフト5位入団の左腕は、初回から悪夢のような現実を突きつけられた。

 先頭の岡林、続く福永とストライクが入らず、連続四球。一死一、二塁となってから、細川に初球の直球を捉えられ、左中間へ3ランを飛ばされた。その後、二死三塁で迎えた木下にはカウントを整えられず、3ボール1ストライクからの直球を痛打され、左中間への2ランを浴びた。1回4安打5失点。試合の流れを早々に手放した。

 抱えていた課題は変化球だった。制球力が今一つの上、腕の振りが直球より緩む癖があり、打者に見極められやすい。ファームで改善を図ってきたはずが、途上にあるようだ。変化球を操れず、杉内投手チーフコーチは「四球を出し、カウントを苦しくして、真っすぐ一本を狙われた感じ」と指摘した。

 現状、先発ローテーションの柱は戸郷、山崎伊、グリフィン、菅野の4投手だ。阿部監督が優勝のカギに挙げる「5、6番手」が出てくれば、チームの勢いは増す。シーズン終盤の混戦で連敗を避け、連勝をしやすいチームになっていく。

 前週に開幕7連敗となって抹消された赤星に代わり、指揮官が「期待を込めて送り出した」又木が応えられず、二回から2番手で登板して先発復帰のチャンスだった高橋礼も3回4失点。10日の先発は井上だ。キーマンに名乗りを上げるような、快投が見たい。(福井浩介)

巨人・阿部監督「今日は今日でしっかり受け入れる。最後までファンの人が残ってくれていたし、うれしかった。こういう試合になってしまって申し訳ないという気持ちが強い」

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