アーティスティックスイミング、比嘉もえ・佐藤友花組６位発進…テーマはクールジャパン

デュエットのテクニカルルーティンで演技する比嘉、佐藤組＝ＡＰ

　パリオリンピックのアーティスティックスイミングは９日、デュエットのテクニカルルーティン（ＴＲ）が行われ、比嘉もえ（井村ク）、佐藤友花（ジョイフルＡＣ）組は２５７・３５３３点をマークし、１７組中６位につけた。１０日に行われるフリールーティン（ＦＲ）で逆転でのメダルを目指す。

　デュエットには当初、別のペアで出場予定だったが、「メダルを勝ち取るため、高い難易度を正確にこなせるデュエットを」と判断し、比嘉と佐藤のペアで出場することになった。５月から大会に出場し、パリに向けて調整を重ねていた。

　この日のＴＲで比嘉、佐藤のデュエットは「クールジャパン」をテーマに連続の脚技を繰り出した。笑顔で演技を終え、得点が表示されると２人は抱き合って喜んだ。

　順位は１位が中国で２７６・７８６７点、２位がオーストリアで２６７・２５３３点、３位がオランダで２６４・７０６６点だった。日本とメダル圏内の３位との差は、７・３５３３点となっている。

　ＦＲは日本時間１１日午前２時３０分から始まる。ＴＲとの合計点でメダルが決まる。