バスケ男子…初の栄冠手にした東山「結果出すまで終わらない」と鼓舞、前年準Vの反省生かす

バスケットボール男子で初優勝し、トロフィーなどを並べて笑顔の東山の選手たち

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は９日、新たにローイング（ボート）が始まり、バスケットボール、ハンドボール、ボクシング、カヌーの計５競技が、福岡、佐賀、長崎、大分の４県で行われた。

　バスケットボール男子決勝では、東山（京都）が美濃加茂（岐阜）を７８―６２で下し、初優勝を果たした。

　序盤に先行を許した東山だったが、第１クオーターの途中で逆転。３点シュートを要所で決め、リードを保ち続けた。美濃加茂も必死で追い上げたが、及ばなかった。試合終了の瞬間、コート上で東山のメンバー同士は抱き合い、初の栄冠を手にした喜びを分かち合った。

　１年時から出場している佐藤凪選手（２年）は「準優勝だった昨年は、準決勝が終わった後に『（優勝）いけるんじゃないか』と浮ついていた。今年は反省を生かし、『結果を出すまで終わらない』と自分たちに言い聞かせた」と振り返った。