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食料や防災グッズは空の棚が目立つ静岡のスーパー、開店前から並ぶ人々…店は「発注増やし対応」

読売新聞 / 2024年8月10日 14時15分

多くの市民が防災グッズを買いに訪れ、空の棚が目立つホームセンター(9日、静岡市清水区で)

 「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表されて一夜明けた9日、災害弱者の高齢者らを抱える静岡県内の施設でも、戸惑いを抱えながら地震への備えの再確認を行う様子がみられた。一部のスーパーなどでは、朝から飲料水や食品を買い求める人が相次いだ。県は「最低限の準備をしてもらえれば、買い占める必要はない。落ちついて行動を」と呼びかけている。

 静岡県内のスーパーやホームセンターでは、食料や防災グッズなどが売れ、空の棚が目立つようになっている。

 静岡市駿河区の「田子重 西中原店」では「巨大地震注意」が出た8日夜、水やカップ麺、パックご飯などが品薄になり、6本入り100ケース以上あった水は午前0時の閉店時にはなくなったという。9日は1家族1ケースの制限を設けて水を販売したが、完売。訪れた同市葵区の男性(78)は「全く水がない。他も同じ状況だが行ってみようと思う」と困っていた。

 同店では急きょ約300ケースを発注したといい、副店長の柴田英昭さん(47)は「この1週間は発注を増やして対応したい」と話す。

 同市清水区にある「カインズ 清水店」では、開店の午前9時半に合わせて約50人が店頭に並び、常設の防災用品コーナーにある非常トイレや非常食などの防災グッズを買い求めた。非常食や非常トイレ、懐中電灯などがセットになっている防災セットが、開店時に約20個あったが、品切れになった。

 同市駿河区の男性(71)は「この機会に防災セットを買いに来たが、売り切れていて困っている」と話した。店長代行の松山高之さん(39)は「本部も商品が行き渡るように動いている。焦らず手に入れてもらえれば」と呼びかけた。

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