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日本が92年ぶりメダルの馬術で引退競走馬の活躍が話題に…SNSで「第二の馬生」応援する声

読売新聞 / 2024年8月10日 9時22分

ベルサイユ宮殿で行われた馬術競技。SNSでは引退競走馬の活躍が話題になった(7月29日)=三浦邦彦撮影

 パリオリンピックで日本が92年ぶりのメダルを獲得し、「初老ジャパン」の言葉とともに注目を集める馬術競技。SNSでは元競走馬がメダルに貢献したことが話題になり、第二の人生ならぬ「第二の馬生」という言葉とともに盛り上がりを見せている。

 総合馬術の団体で日本が銅メダルを獲得した快挙の直後、競馬の田原成貴元騎手がX(旧ツイッター)で、「オリンピックの馬術に引退競走馬が出場していたの (うれ)しいな」と投稿すると、1万6000を超える「いいね!」がついた。

 日本馬術連盟によれば、銅メダルを獲得した日本の馬はいずれもサラブレッドではない。競馬実況などを担当するフリーアナウンサーの木村 季康 (としやす)さんは「今大会で銀メダルを獲得したオーストラリアのボールドベンチャーは引退競走馬だ」と話す。

 Xでは競馬ファンと思われる人から、「馬術競技を見る人が増えれば、引退後の競走馬の働き口も増えるかな?」「馬術の元競走馬さんもリトレーニング頑張ったんやな」「馬術の認知が広まって、馬の余生の選択肢が増えてくれたらと願うばかりです」などの声があがった。

 その流れだろうか、静岡大学の馬術部は「オリンピックで馬術に興味を持った大学生、高校生の皆さん!静大には4頭の引退競走馬がいます!見学、乗馬体験やってます!馬に乗ってみませんか?」と投稿。160超の「いいね!」がついた。

 「引退競走馬が馬術競技に転身するケースはまだまだ少ない。日本でオリンピックの馬術に出場したのは、1988年ソウル大会と92年バルセロナ大会のミルキーウェイ(競走馬時代の馬名はシルバータイセイ)だけのはず。名馬シンザンの孫に当たります」と木村さん。

 競走馬の引退後を表す言葉として、第二の人生ならぬ「第二の馬生」は普通に使われているようだ。「こういうふうに第二の馬生を幸せに生きられる競走馬が増えるよう馬術も応援していきたい」「第二の馬生(→馬術の世界)で飛躍してくれることを願っております」などの書き込みがみられた。(デジタル編集部)

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