宮崎商、三塁コーチの祖父母がアルプスから声援「孫や選手らを誇らしく思う」

孫の花原健心選手らを応援する後藤敏徳さん（右）、美代子さん（甲子園球場で）

　第１０６回全国高校野球選手権大会第４日の１０日、第１試合に登場した宮崎商の三塁側アルプス席では、三塁コーチを務める花原健心選手（３年）の祖父母・後藤敏徳さん（７０）と美代子さん（７１）が声援を送った。

　花原選手は１歳になる前からテレビでプロ野球を見て、ヒットが出ると「キャーキャー」とはしゃいでいた。小学２年になると野球を始め、美代子さんは「昔から野球が大好きな子だった」と目を細める。この日の応援では、「野球応援に持ってきて」とプレゼントされた小さな肩掛けカバンを身につけてきた。

　三塁コーチは得点に直結する重要な役割で、冷静な判断が要求される。２人は「甲子園で応援できて夢みたい。この場所に連れてきてくれた孫や選手らを誇らしく思っている」とほほえんだ。