決勝に臨む北口榛花に「エッフェル塔まで飛ばせー」…初の金メダルに期待高まる

女子やり投げで決勝に臨む北口榛花＝三浦邦彦撮影

　パリオリンピックの陸上は１０日、女子やり投げの決勝が行われる。昨夏の世界選手権を制した北口榛花（ＪＡＬ）が、女子のトラック・フィールド種目では日本初の金メダルを目指す。トレードマークの笑顔に引かれ、ＳＮＳでも好感度抜群の北口。金メダルへの期待を込め、眠気と闘いながら応援する予定の人は多いようだ。

　予選では１投目で基準の６２メートルを越えた北口。Ｘ（旧ツイッター）では、常に笑顔を見せる姿に「笑顔がとても魅力的。メダルの重圧で悲壮感漂わせた従来のオリンピック選手ではない」「陰で相当努力されてることでしょう」などの賛辞があふれる。

　北口が日本時間の１０日朝に「明日決勝！　とんできますように」と投稿すると、２万を超える「いいね！」とともに、「はるかかなたまでヤリがとんできますように」「エッフェル塔まで飛ばせー」「明日、思いっきり飛ばしてください」などの声が相次いだ。「陸上競技の会場でまだ日本人（女子）選手であの鐘を鳴らした人はいないよね……確か？」と書き込んだ人を含め、金メダルへの期待は大きいようだ。

　女子やり投げ決勝は、日本時間の１１日午前２時半から行われ、北口と上田百寧が出場する。（デジタル編集部）