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13位の大迫傑「最後まで諦めずに走れた」…4年後のロス大会へ「しっかり準備」と決意新た

読売新聞 / 2024年8月10日 18時16分

男子マラソンで13位となった大迫傑(10日)=三浦邦彦撮影

 パリオリンピックの男子マラソンが10日行われ、前回東京大会で6位入賞の大迫傑(ナイキ)は2時間9分25秒で13位だった。

 25キロ地点で赤崎暁(九電工)から2秒遅れだったが、徐々に遅れはじめ、30キロでは赤崎から35秒差、35キロ地点では1分12秒差と引き離された。

 レース後のテレビインタビューでは、「納得行く順位ではなかったが、最後まで諦めずに走れたので良かったと思う」と振り返った。

 前回の東京大会は「ラストレース」として臨み日本人トップの6位入賞。一度引退したが、その後、現役復帰し再びオリンピックの舞台に戻ってきた経緯がある。今回はタイムこそ前回を上回ったが、日本勢2番手で順位も13位に落とした。

 日本勢トップの赤崎について聞かれると、「彼(赤崎)、前半良かったので、もしかしたらメダルと思ったが、6位ということで、本当は僕自身ももうちょっと前に行きたかった。入賞を積み重ねることが大事だと思うし、僕もこれに終わらずに、ロスに向けてまた4年しっかり準備してパワーアップ出来るように頑張りたいと思う」と決意を新たにしていた。

 「ラストレース」と決めて臨んだ前回東京大会、スパートしたキプチョゲを追う上位集団に引き離され8位に後退。それでも「少しずつ、少しずつ、(前を)あまり意識しすぎずに走った」。淡々とリズムを刻んだ35キロ過ぎに2人をかわすと、前を粘り強く追った。周囲に左右されない芯の強さが、最後まで際立った。表彰台には41秒届かなかったが「100点満点の頑張りができたかな」と涙がこみ上げた。

 ただ、箱根路を1年生の時から沸かせた根っからのランナーは戻ってきた。昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では前回MGCに続いて3位。

 今年の東京マラソンで最終的に「前回同様に最後がタフなレース。頑張って(体を)動かしたが、最後は追い切れず、非常に悔しい思いはある」と語った。東京五輪は最後の1枠をつかんで本番で6位入賞。今後は「しっかり休養を取ってリカバリーし、(対象3大会に)出るかどうか決断したい」と語った。

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