初出場で２３位の小山直城「長く苦しいレースだった」「この経験は本当に今後役立つ」

男子マラソンで２３位となった小山直城（１０日）＝三浦邦彦撮影

　パリオリンピックは１０日、陸上の男子マラソンが行われ、初出場の小山直城（ホンダ）は２時間１０分３３秒の２３位だった。

　５キロごとの順位で見ると、最高が１０キロ地点の１３位。２５キロ地点では３４位まで順位を落とし、集団の中に埋没してしまった。レース後には一礼し締めくくった。

　開口一番、「本当に長い苦しいレースでした」。最初の上り１８キロぐらいで先頭から離れてしまい、「そこから粘るだけだった」と振り返り、「たくさんの応援で最後までしっかり走ることが出来たのは良かった」と話した。

　初めての世界レベルの大会だったといい、「この経験は本当に今後に役立つと思う」と新春の全日本実業団対抗駅伝での活躍、そしてオリンピック再挑戦、世界陸上への意欲を示した。