日本航空の大応援団、渋滞で遅れ開始５分前に全員入場…全力で声援

長旅の疲れも見せず、アルプスから大声援を送る日本航空の応援団

　日本航空の応援団は、お盆の帰省ラッシュの影響で高速道路が渋滞し、到着が約３時間遅れた。駆けつけた保護者ら生徒らは、突然のアクシデントにも負けず、全力で声を枯らした。

　この日、約３５０人の大応援団はバス１０台に分乗し、午前５時半に学校を出発。午後１時半に甲子園入りする予定だったが、到着までに約１１時間かかった。第３試合の終了がずれ込んだため、試合開始５分前に全員がアルプス入りでき、「来た、来た」「良かった」とハイタッチして喜び合った。

　長旅の疲れも見せず、控えの戸板大地投手（３年）の母・香さん（５５）は「せっかくの舞台。ノックが見られなかったのは残念だが、試合に間に合ってほっとした。楽しみながら応援します」と笑顔だった。

　女子サッカー部のメンバーは、到着後すぐに声が出せるよう、バスの中で応援歌を練習してきた。小池彩華さん（３年）は「雰囲気も暗くならず、逆に気持ちが高まった。私たちを優勝まで導いてください」とエールを送った。