掛川西の応援団２０００人以上が甲子園球場に「滑り込み」…帰省ラッシュに巻き込まれ、前の試合が長引きセーフ

アルプス席の最上段まで埋め尽くして声援を送る掛川西の応援団（甲子園球場で）

　第１０６回全国高校野球選手権大会第４日の１０日の第４試合、一塁側アルプス席では、掛川西の生徒や保護者ら２０００人以上の大応援団が、帰省ラッシュの交通渋滞で予定の到着時間から遅れながらも、何とか甲子園球場に“滑り込み”選手たちへ声援を送った。

　応援団責任者の戸塚康通教諭（６２）によると、この日は午前８時過ぎに応援団を乗せたバス４４台が学校などから球場へ出発したが、保護者を乗せたバスは午後４時５０分頃の試合開始直前に到着。第１～３試合が長引いていたこともあり、戸塚教諭は「予定が押してくれたおかげで間に合った」とほっとしていた。

　試合が始まると、アルプス席を最上段まで埋め尽くした応援団が声援を送り、チームは初回から３点を先取するなど躍動。戸塚教諭は「応援団全員が一体となって選手たちの背中を押せた」と話していた。