4~6月期の実質GDP速報値、民間予測は平均2・2%増…個人消費は5四半期ぶりプラスの見込み
読売新聞 / 2024年8月10日 19時52分
内閣府が15日に発表する2024年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値について、主要な民間調査機関10社の予測が出そろった。物価変動の影響を除いた実質GDP成長率は、前期比の年率換算が平均2・2%増と、2四半期ぶりのプラス成長を見込んだ。
全社がプラス成長を予想しており、各社の予測は年率換算で0・6%増~3・0%増となった。前期に、認証不正による自動車販売の減少で個人消費など幅広い項目が押し下げられた反動を見込む。
GDPの半分以上を占める個人消費は、5四半期ぶりにプラスとなりそうだ。ただ、自動車販売の反動増の影響が大きく、物価高による根強い節約志向が続いており、食料品を中心にふるわなかったとみられる。設備投資は、人手不足への対応やデジタル化への投資のほか、半導体や電気自動車(EV)関連で持ち直しているとの見方が強い。
輸出は、自動車などのモノは振るわない一方、統計上、サービスの輸出として計上される訪日外国人の消費が下支えするとみて、全社がプラスを予想した。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長は「景気は一進一退の状態から抜け出していない。経済の回復を確認するには7~9月期以降の動向を見極める必要がある」と指摘する。
この記事に関連するニュース
-
第2四半期のGDP成長率、前期比マイナス0.2%、内需振るわず(韓国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月1日 0時25分
-
第2四半期の米GDP、前期比年率2.8%増と堅調に推移(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月26日 13時50分
-
米GDP速報値、2.8%増 4~6月期、個人消費が拡大
共同通信 / 2024年7月25日 21時59分
-
韓国のGDP、0.2%減 6期ぶりマイナス成長
共同通信 / 2024年7月25日 9時59分
-
【経済予測】IMFによる〈日本の24暦年実質GDP成長率見通し〉は+0.7%へ。前回発表から下方修正されるも「まだ高すぎ」【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月24日 7時0分
ランキング
-
1「もう名前が良き」 ヤマト運輸の新サービスが大反響! 他社では命名できない?
乗りものニュース / 2024年8月10日 16時42分
-
2「日本発の株価大暴落」はまだ終わっていない 暴落は収束したかに見えて何度もやって来る
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 9時30分
-
3ディズニーランドの"名物"はこうして生まれた…お掃除キャストが「ミッキーの絵」を地面に描き始めたワケ
プレジデントオンライン / 2024年8月10日 10時15分
-
4紫式部が見た「中宮彰子」の異様すぎる"出産光景" 出産は「物の怪」との戦い、涙を流す女房の姿も
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 9時0分
-
5ダイヤ通りは6割、ドイツ鉄道「遅延」の深刻事情 「時間に正確」は印象だけ?ラテン系諸国は改善
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください